セーラー万年筆は12月21日、アール・アイ・イーと日立アロカメディカルが共同開発したエリア線量計「RIEエリアモニター MFDM-101」を発売開始すると発表した。基本構成はエリアモニター本体とUSBドングル型受信機のセットで、価格はオープンとなっている。

「RIEエリアモニター MFDM-101」の本体と受信機

同製品は学校や工場、オフィス、公園などの広い空間の放射線量率を計測し、その空間の放射線の積算量のモニタリングを行うことを可能にする装置。ワイヤレスで線量率データをPCなどに飛ばす設計となっているため、ユーザーは現場から離れた場所でエリア線量率の計測や表示、データの取り込みが行える。

同製品は全天候型の防水・防塵ボックスに入った据置型で屋外設置も可能なほか、内蔵バッテリだけで約400日間の連続稼働が可能。

両社は、同製品と発売中の個人線量計「PDM-122マイ・ドーズ・ミニ」をセットで購入する学校やコミュニティには、販売価格の割引、その後の校正サービスの割引特典、放射線計測の講習会などの提供を計画している。