インフラジスティックスは12月20日、Silverlight/WPF/Windows Phone対応開発コンポーネントの新版「NetAdvantage 2011 Volume 2」をリリースしたと発表した。

新版では、製品種別をまたがったXAMLの「クロスプラットフォーム化」を実施。Silverlight/WPF/Windows Phoneの種類を問わず、同種のコントロールには同じAPIを提供し、開発の効率化を実現している。

また、Silverlight/WPFに共通の機能強化としては、「元に戻す/やり直し(Undo/Redo)」コンポーネントの追加や、基本色を1色選択するだけで色の陰影も含めてコントロールをスタイリングできる「Resource Washing」機能の搭載が挙げられている。加えて、ピボットテーブルのフィルター内容に応じて動的にチャート表示を変更する機能や、積み上げ棒やファンネルなどの新たなチャート、ノードの展開/縮小機能、ドラッグアンドドロップでのノード接続/切断機能なども追加されている。

Resource Washing

ファンネルチャート

さらにSilverlight単体としては、グリッドデータを簡単にエクセルへ出力する機能や全行選択機能が、WPF単体としては、エンドユーザーによるレイアウト変更を保持/復元するPersistenceフレームワークなどが新たに組み込まれており、Windows Phoneにおいては、通貨/日付/マスクなどの各種入力エディター、ユーザー評価を表現するレーティング、WPFと同じPersistenceフレームワークなどが追加された。

価格は、同社の全9製品が利用できる「NetAdvantage Ultimate」が1ライセンスあたり23万1000円(プライオリティサポート付きは28万3500円)。Windows Forms、ASP.NET、jQuery、Reporting、WPF、Silverlightの6製品で利用できる「NetAdvantage for .NET」が1ライセンスあたり15万5400円(プライオリティサポート付きは20万7900円)。単体価格は1ライセンス9万9750円(プライオリティサポート付きは15万2250円)となっている。