日経HRは12月13日、同社が運営する日経就職ナビ2013の会員を対象に実施した「就職活動」に関するアンケートの調査結果を発表した。同調査は、都内の主要大学・大学院に通う2013年3月卒業予定者を対象に実施し、回答者は529名、調査期間は2011年11月18日から28日となっている。

同調査によると、行きたい業界は「商社」が28.5%(昨年は29.2%)で最も多く、2位に「食品(27.8%)」、3位には「銀行(21.4%)」が入った。

学生が希望する「行きたい業界」アンケート結果 資料:日経HR

昨年の結果と比較して支持率を下げたなかで目立つのは、「不動産」と「電力・ガス」。特に「電力・ガス」は4.0ポイント減少している。その要因について、同社は「東日本大震災に伴う東京電力・福島第一原子力発電所の事故の影響で、業務上のリスクや将来性に不安を抱く学生が増加したもの」と分析している。行きたくない業界で最も多かったのは「フードサービス」で17.8%だった。

エントリー時に重視する点は、「業務内容」がトップ(昨年比14.5ポイント減)で、これに「将来性(同2.0ポイント減)」、「福利厚生(同10.5ポイント増)」が続き、「業務内容や知名度にこだわる余裕はない」という学生の心情を反映した結果となった。「福利厚生」が昨年よりも大幅アップした理由について、「失業率や年金制度問題などの社会不安を如実に反映した結果ではないか」と同社では見ている。

学生がエントリー時に「重視する点」アンケート結果 資料:日経HR

さらに、就職活動で不安に思うことを尋ねたところ、上から「面接」、「エントリーシート」、「業界知識」の順となった。なかでも、「面接」と「エントリーシート」に不安を感じている学生は、全体の70%を超え、昨年よりも全体的に数値が上がっている。