リコーは、複数台のiPad上で資料の共有を行い、閲覧資料ページの同期やページ内での拡大をしながら会議やプレゼンテーションを行えるiPad向けアプリケーションソフト「RICOH TAMAGO Presenter」(無料)の機能強化を行い、V1.2.0として公開した。

「RICOH TAMAGO Presenter」は、発表者が説明している資料を参加者のiPadでも共有することができ、参加者は「App Store」から本アプリをダウンロード(初回のみ)して起動し、主催者が作成した会議名を選択するとiPad端末に自動で資料がダウンロードされる。これにより、発表者がページをめくると、会議参加者のiPadでも自動でページがめくられるほか、会議参加者は表示された資料の拡大を自由に行える。そのほか、リコー製のネットワーク対応プロジェクターがあれば、資料をワイヤレスでプロジェクタに投影できる。

「RICOH TAMAGO Presenter」

また、サーバの設置が必要なく、同一のWi-Fiネットワークに接続されていれば、利用できるというのも特徴になっている。

「RICOH TAMAGO Presenter」は今年の4月に提供が開始され、10月には「手書きメモ機能」や、会議退出時にメモが追記された資料をPDF形式でiPadの他のアプリケーションに転送することができる機能を追加している。

V1.2.0では、サムネイル表示機能、資料の追加機能、発表者のロック機能を新たに搭載したほか、iOS5にも対応した。

サムネイル機能では、目的のスライドに容易に移動できるようになり、資料の追加機能では、これまでは会議を開催する際に、1会議あたり最大3つまで資料の登録が可能だったが、容量制限(合計30MBまで)の範囲であれば数に制限なく自由に資料を追加することができるようになった。

サムネイル表示機能

資料の追加機能

また、発表者のロック機能では、発表者を容易に切り替えできる従来からの機能に加え、会議開催者の端末のみに発表者の機能を限定することができるようになっている。

発表者のロック機能

ソフトはApp Storeより、無償でダウンロードできる。