日立ソリューションズとイメーションは11月29日、セキュリティ分野で協業することに合意したと発表した。イメーションの「DEFENDER USBフラッシュメモリ」と日立ソリューションズの「秘文LE Personal Office」を組み合わせたコピー制御メモリの販売を2012年1月より開始する。

「秘文LE Personal Office」はUSBメモリに保存するデータを自動的に暗号化し、出張先や取引先などの外部PCにおいてもセキュアにUSBメモリ内のデータを編集することができるソフトウェア。一方の「DEFENDER USBフラッシュメモリ」は、FIPS140-2認定を取得済みの暗号モジュールを内蔵したハイエンドセキュリティUSBメモリ。

「秘文LE Personal Office」と「DEFENDER USBフラッシュメモリ」を組み合せたコピー制御メモリ

同製品は、日立ソリューションズより公共機関、一般民需向け(USBメモリの容量は1GB、2GB、4GB)に2012年1月から販売を予定しており、また、イメーションからは中堅・中小顧客向け(USBメモリの容量は2GB、4GB)に2012年2月頃から販売を開始予定となっている。

さらに今回の協業において、日立ソリューションズは、デバイスの使用可否制御やUSBメモリの個体識別制御を行うことでPCからの不正な持ち出しを制御する「秘文AE Information Fortress」におけるデバイス個体識別機能の推奨製品としてイメーション製のセキュリティUSBメモリを検証し、正式な推奨製品として認定。

デバイス個体識別機能は、USBメモリの個体を識別することで管理サーバーに登録していないUSBメモリへの持ち出しを制御するもので、これにより会社などの組織から支給されたUSBメモリのみの使用を許可し、私物のUSBメモリは使用できなくするというもの。