「いつでもどこでもすぐメモる」をコンセプトにしたキングジムのデジタルメモ「ポメラ」は、初代機の「DM10」が2008年11月に発売され、2009年には上位機種「DM20」、2010年によりコンパクトな「DM5」など、進化し続けてきた。そして、2011年11月25日発売の最新モデル「DM100」。どのような改良と機能が加わったのかをチェックしていこう。

新機能を数多く搭載したポメラの最新モデル「DM100」

■主な仕様 [本体メモリ] 128MB(システム領域含む) [ファイル形式] テキスト(.txt)、表(.csv) [液晶ディスプレイ] 5.7型TFTモノクロLCD、SVGA(800×600ドット)、バックライト搭載 [メモリカードスロット] SDカード(最大容量2GB)、SDHCカード(最大容量32GB) [インタフェース] USB(ミニB)、Bluetooth 2.1+EDR [電源] 単3形アルカリ乾電池(単3形エネループ)×2本 [本体サイズ/重量] W263×D118.5×H24.6mm/約399g [価格] 37,800円

従来の折り畳みキーボードをストレートタイプに変更

まずひと目でわかるのが、これまでの折りたたみタイプから、ストレートタイプのキーボードになったこと。本体サイズは従来より大きくなり、重量もDM20と比べるて約30gほど重くなっている(単3形アルカリ乾電池の重量を加えると+約20g)。もちろんサイズアップしたぶん、大幅な機能強化が行われている。

キーボードはJIS配列でキーピッチは17mm、キーボードサイズは250mm×90.5mm。日本語入力のキーアサインは「ATOK」と「MS-IME」を用意し、メニューの「書式」設定からいつでも変更できる。

詳細は後述するが、iPhoneやiPadの外部キーボードとしても利用できるのも、かなり嬉しいところだ。

キーボードサイズがアップし、ゆったりした入力環境を実現

電源には単3形アルカリ乾電池×2本を使用。カバー下には、カバーのロックスイッチとリセットスイッチがある

電源に単3形アルカリ乾電池×2本を採用することで、約30時間(エネループ使用時は約25時間)の長時間駆動が可能。従来モデルと同様、バッテリ切れをほとんど気にすることなく作業できるのはありがたい。本体を開くと自動的に起動し、すばやいメモ入力が可能というポメラの大きなメリットも、そのまま受け継いでいる。

本体の左側面にUSBコネクタとSDメモリカードスロットを備える

DM100の同梱物。親指シフト用のキートップシールが付属

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