タブレットもずいぶんと市民権を得たようだ。量販店では多くの製品が並べられ、ついつい足を止めて見てしまう。ここで紹介する日本エイサーの「ICONIA TAB A100」(以下、A100)は、画面サイズが7型のタブレットだ。その実力や使い勝手、各機能を試してみた。

"マンガロイド"こと「ICONIA TAB A100」

■主な仕様 [OS] Android 3.2 [ディスプレイ] 7型(1,024×600ドット) [CPU] NVIDIA Tegra 2(1GHz) [メモリ] 1GB DDR2 [ストレージ] 16GB SSD [通信] IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR [バッテリ駆動時間] 約4.5時間(720p/H.264再生時)、約5時間(Web閲覧)、約250時間(スタンバイモード時) [本体サイズ/重量] W117×D195×H13.1mm/約410g [店頭予想価格] 37,800円前後

大きさはコミックサイズ、持った感じは回覧板 ?

A100は、CPUにNVIDIA Tegra2 モバイルプロセッサ(1GHz)を搭載し、メモリは1GBのDDR2、ストレージは16GB SSD、OSはAndroid 3.2だ。手に取ってみると、7型タブレットというのは意外と大きい。本体サイズはW117×D195×H13.1mmで、"マンガロイド"という愛称からも想像できるように、電子コミックに最適とうたわれている。確かに、本体サイズは少年漫画の単行本に近く、縦長位置での横幅はほぼ同じ。縦はA100が少し長く、厚みは単行本のほうが厚い。当然だが、A100は折り曲げることも丸めることもできないので、個人的にはむしろ回覧板に近いイメージを持った。

写真は「ICONIA TAB A100」(ネイビー)。本体カラーがレッドのモデルもある

重量感はさほどでもない。A100の重量は約410gで、うまく全体に重量が散っているせいか、縦長の本体を手のひらでホールドしたときのバランスはいい。横長だと、液晶フレームが割と狭いこともあり、片手ではホールドしにくい。指が画面に触れてタッチ操作になってしまったり、タッチセンサーのホームボタンに触れることもある。両手で持てば気にならないが、片手持ちは縦長状態のほうが使いやすい。

縦持ちのときは、指でしっかりはさむように持つ

液晶フレームが狭くてちょっと持ちづらく感じた横長状態