Adobe Flash Player

Adobe Systemsは11月10日(米国時間)、Flash PlayerとAIRの最新版となる「Flash Player 11.1」および「Adobe AIR 3.1」を公開した。バグ修正などを中心としたマイナーアップグレードバージョンだが、新機能としてiOS 5におけるネイティブエクステンションが機能するようになった点などが挙げれている。この機能拡張によってiCloudやiMessageといった最新の機能が利用できるようになる。

先日の発表にもあった通り、モバイル向けのFlash Playerとして今回リリースされるFlash Player 11.1が最後のリリースになるものと見られる。以降、モバイルデバイス向けのFlashアプリケーションは、Adobe AIRを使ってネイティブアプリケーションに変換したり、AIRアプリケーションとして提供されることになるものとみられる。

Adobeはここ数年、特にFlash技術をスマートフォンなどモバイルデバイスやiPadなどのタブレットデバイスに対応させる方法を模索してきた。AIRで実現されたFlash-ネイティブアプリ変換技術は高く評価されており、iPad向けゲームアプリケーションの多くがこうしたAdobeの技術を使って開発されたものになっている。なお、PC向けのFlash Playerは今後も提供が予定されている。