NECは11月8日、センサなどから収集するビッグデータをリアルタイムで分析しユーザに情報提供するとともに、分析システムで利用する分散ストレージの消費電力を従来比の3分の2に低減する技術を開発したと発表した。

今回開発された技術は、データを分析するアプリケーションに適した形式へ高速にデータ変換するアーキテクチャと処理するデータ量に応じて一部の計算資源を停止して省電力化を実現する分散ストレージから構成される。

分散ストレージ技術は、ストレージノードを停止する前に必要なデータを稼働中のノードに移行するデータ配置制御と、停止したノードへの書き込み・読み込み要求を他の稼働中のノードに転送するリクエスト転送制御を行う技術で構成。

同社は、同技術の有効性を実証するため、自動車約2万台から10秒ごとに送られてくる位置情報や搭乗者のつぶやきに応じて音声広告や周辺情報を提供し、広告利用情報などのデータを収集・蓄積しながら広告効果を分析するシステムを開発した。

同システムの分析結果をもとに、より効果の高い広告に変更して配布したり、車載センサからのデータ量が少ない場合は利用する計算資源を停止して消費電力を削減したりすることが可能。