日本オラクルは11月1日、ANAのミッションクリティカルな基幹業務システムを連携する全社共通の基盤として、SOA基盤ソフトウェア「Oracle Service Bus」の稼働が開始したと発表した。

ANAの全社共通の連携基盤は2010年10月の本番稼働後、2011年2月までに約70の異種の業務システムが同基盤を利用した接続に移行を完了している。2012年中には、次期国内旅客システムの移行を実施する予定。同システムの導入は、NECと全日空システム企画が担当。

ANAの共通連携基盤の概要

Oracle Service Busは、「Oracle SOA Suite」の主要コンポーネントで、アプリケーションのアーキテクチャを柔軟かつ迅速に変更し、サービス指向のアプリケーション環境に対応させるソフトウェア。サービスやアプリケーションの調整・管理を標準技術で実現し、企業のシステム間連携やプライベートクラウド環境の性能・可用性を向上させる。

同製品の導入にあたり、「無停止が前提条件となる高可用性と、毎秒500トランザクションの実効が可能な高性能システム間連携基盤」、「SOA製品としての国内外における豊富な実績と航空業界での先行事例」が評価された。

Oracle Service Bus 機能