Microsoft Windows XP

Net Applicationsの報告によれば、2011年9月現在、デスクトップOSとしてもっとも高いシェアを確保しているのは「Windows XP」となる。デスクトップOSにおいて50.50%のシェアを確保しており、高い影響力を持っている。Windows XPがリリースされたのは今からちょうど10年前となる2001年10月25日(米国時間)。この間MicrosoftはWindows VistaやWindows 7など、新しいOSをリリースしてきたものの、Windows XPは10年間を経てもなお、高い影響力を持ち続けている。

Microsoftはこの10年というタイミングを活かして、Windows 7などの新しいOSへのアップグレードを推奨している。依然としてIE6が高いシェアを持ち続けている背景には、IE6をデフォルトブラウザとして採用しているWindows XPの存在があり、セキュリティの面からもアップグレードが好ましい状況と言える。

日本ではWindows XPからWindows 7へ移行する際のポイントが「小規模手動移行のポイント: Windows XP から Windows 7 への移行」としてTechNetに掲載されたほか、10月23日にはより大規模な移行に対応した「大規模移行のポイント: Windows XP から Windows 7 への移行」が公開されている。

古いPCでも快適に動作し現状に満足しているため、Windows XPからのアップグレードに消極的な向きもある。こうしたユーザは来年登場するとみられるWindows 8がアップグレード対象として興味深いだろう。Windows 8は必要スペックが抑えられており、軽量化も進められている。XPの軽快さを好む場合、一つ先のWindows 8を検討するのものひとつの方策だ。