外務省は24日、タイに対する渡航情報で首都バンコクを「渡航の是非を検討してください」に引き上げた。不要不急の目的で滞在している場合は、事情が許せば早めに国外への出国を含め安全な場所の確保を検討してほしいと呼びかけている。

7月より続いている豪雨の影響により、タイ北部・中部の広い地域において河川の氾濫や洪水被害及び土砂災害が発生しており、洪水被害がバンコク都内にも拡大しつつある点を理由としている。河川の氾濫及び洪水被害は、バンコク都内のチャオプラヤー川沿い及び一部運河沿いに拡大し、これらの一部の地域では冠水被害も生じているという。

今後、都内中心部においても冠水・浸水が生じる恐れがあり、「都内中心部で冠水・浸水の被害が拡大した場合には、生活・移動等の面で大きな支障が生じる恐れがありますので、不要不急の目的で滞在されている方は、事情が許せば、早めに国外への出国を含め安全な場所の確保を検討してください」としている。