ビジネスプロフェッショナルに特化したSNS「LinkedIn (リンクトイン)」を運営する米LinkedInは10月20日、日本語サイトの開設と、日本法人となるリンクトイン・ジャパンを中心とした日本への事業進出を発表した。

LinkedInは、2003年に公開。ホワイトカラーのビジネスパーソンに特化したSNSとして、8月の時点のユーザー数は1億2千万人、世界中の200ヵ国と地域で利用されている。登録ユーザーは、1秒間に2人のペースで増えており、今回の日本語サイトの開設は、言語としては10番目の対応となる。

LinkedInのユーザー登録やプロフィールページ作成など、大半のサービスは無料で利用できる。プロフィールページでは、職歴や学歴、ビジネススキルといった情報を登録することが特徴で、仕事やキャリアに基づいた人脈を構築するきっかけとなるサービスになっている。

また、有料のプレミアムアカウントでは、登録ユーザーに直接メッセージを送る機能やプロフィール管理の拡張機能などが利用できる。

アーヴィンド・ラジャン氏

日本・アジア パシフィック担当バイスプレジデント兼マネージングディレクターのアーヴィンド・ラジャン氏は、同日に開催された記者説明会で「我々のミッションは、世界中のビジネスプロフェッショナルをつなげ、生産性の向上をサポートすること」と述べ、日本市場においても「東京オフィスを設立し、長期でコミットしていく」とした。

LinkedInの主な収入源は、有料アカウントサービス、広告、人材採用ソリューションとなっている。