Freescale Semicoductorは、新しい低消費電力サブGHzスマート・ワイヤレス・プラットフォーム「MC12311」を発表した。同製品は、ソフトウェアや開発ツールによるサポートを備えておりワイヤレス・ネットワーク構築にすぐに利用でき、スマートメータや医療、ビルディング、ホーム・オートメーションなどのアプリケーションへの応用が期待されている。

同プラットフォームは、最大137dBのリンク・バジェットと強力なブロッキング特性を備えたサブGHz RFトランシーバと、低消費電力の高速8ビットHCS08マイクロコントローラで構成されている。RFトランシーバは、世界および各地の規制に準拠しつつ、290MHz~340MHz、424MHz~510MHz、862MHz~1020MHzの周波数帯域をサポートする。1.2Kbps時に最大-120dBm、38.4Kbps時に-105dBmの感度、1dBm刻みで-18dBm~+17dBm出力を実現する。ブロッキング特性は、IIP3=-18dBm、IIP2=+35dBm、80dBとなっている。

また、8ビット・マイコン「HCS08QE」は最大50MHzのバス・クロック、32KBの組み込みFlashメモリ、2KBのRAMを備えており、ワイヤレス通信プロトコルおよびアプリケーション・ソフトウェアが1チップでサポートされる。同マイコンは、複数の16ビット・タイマ、最大33のGPIO、13ビット・ポート・キーボード割込み、10チャネル/12ビットのADC、SCI、I2C、デュアル・アナログ・コンパレータを搭載している。さまざまな変調方式(GFSK/MSK/GMSK/OOK)のサポートにより、標準規格に準拠しているほか、柔軟な共通プラットフォーム開発を実現可能となっている。さらにFIFO付きフルパケット・エンジン、同期ワード検出、CRC計算、AES128暗号化/復号化の処理でマイクロコントローラの実行を必要としないため、低消費電力実装を可能にしている。

MC12311プラットフォーム・ソリューションは、RoHS準拠8mm×8mm、60ピンLGAパッケージで提供される。MC12311は現在サンプル出荷中。1000個購入時の1個あたりの参考価格は、2.79ドルとなっている。開発キットは、2011年12月に供給が開始される予定。

Freesacleの低消費電力サブGHzスマート・ワイヤレス・プラットフォーム「MC12311」