スターティアは9月29日、10 月1 日よりバーチャルプライベート型クラウドサービス「デジタリンク クラウド」の提供を開始すると発表した。同サービスは、データセンター内にある仮想のサーバを提供するもの。サーバの仮想化にはヴイエムウェアの仮想化技術を用いている。

デジタリンククラウド サービスイメージ

同サービスの特徴は、同社が提供するネットワーク機器レンタルサービス「マネージ ドゲート」と連携可能な点。デジタリンク クラウドでは、サーバ内の仮想ルーターとマネージドゲートの間でVPNを構築することができるため、高いセキュリティを確保でき、クラウドサービス導入における懸念事項であるセキュリティにおける課題を解決することが可能。

あわせて、顧客がより安全かつ自社適したクラウド化を推進することをサポートするため、同社のエンジニアによる最適なクラウド環境の診断を行うとともに、クラウドへの移行までをサポートするP2V 移行支援サービスも提供する。

今後、同社のSaaS/クラウド型ファイルサーバ「セキュアSamba」や子会社であるスターティアラボが提供する社内ファイル管理システム「Spider Lib(仮称)」と連携を行うことで、自社内のファイルサーバとクラウド上のファイルサーバ間でファイルの横断検索を行えるようにする予定。

同サービスの価格は、VM-001 プラン(スペック:vCPU数1個、メモリ512MB、HDD100GB、CentOS/Red Hat Enterprise Linux)の場合、月額費用が7,800円、初期費用が5万円となっている。

スターティアグループの事業シナジーのイメージ