JX日鉱日石エネルギーとNECは9月27日、横浜市が推進する「横浜スマートシティプロジェクト」において、「次世代サービスステーションにおける蓄電・充電統合システム」の実証事業を開始すると発表した。

同事業は、複数の急速充電器と大容量蓄電池から構成される「蓄電・充電統合システム((Battery & Charger Integration System)」を開発し、横浜市内のJXエネルギー施設などにおいて実証するもの。

同システムの蓄電池電力の活用や複数充電器の充電制御マネジメントにより、複数の電気自動車への充電時間短縮や充電電力のピークカット効果を検証する。地域エネルギーマネージメントシステム(CEMS)と連携することで、地域コミュニティの電力需給調整に貢献できることも検証する。

同事業では、JXエネルギーが充電拠点の運営に関する社会実証を、NECが蓄電・充電統合システムの開発・構築を、東工大が地域コミュニティへの貢献効果解析を担当する。

蓄電・充電統合システムの構成