北越銀行は14日、個人向けインターネットバンキング「ホクギンeネットバンキング」のセキュリティ強化策として、ワンタイムパスワード機能の追加などを9月19日に実施すると発表した。

セキュリティ強化策実施の背景として、6月以降全国の複数の金融機関で、インターネットバンキング利用者のパスワードなどがスパイウェアなどにより第三者に取得され、不正な振込が行われるといった被害が発生していることが挙げられる。

北越銀行では、この問題への対策として、インターネットバンキングでの不正な振込による被害を未然に防ぐため、セキュリティ強化策を実施する。

セキュリティ強化策の内容は以下の通り。

  1. ワンタイムパスワード機能の追加 : パソコンからeネットバンキングにログインする際、その都度顧客自身の携帯電話のアプリから取得したパスワードにより本人確認を行う機能。パスワードは約1分ごとに変化し、第三者が取得しても1分後にはそのパスワードは無効となるため、セキュリティレベルが非常に高くなる

  2. 利用可能端末設定機能の追加 : 携帯電話のみeネットバンキングを利用する人が、パソコンでのeネットバンキングの利用停止を設定することができる機能(逆に携帯電話の利用停止設定も可能)

  3. 振込振替限度額の変更 : 1日あたりの振込振替限度額を現在の最高1,000万円から、最高300万円に変更(上記1のワンタイムパスワードを利用している顧客は、最高1,000万円まで設定可能となる)