『君が主で執事が俺で』を手掛けた「みなとそふと」のゲーム第2弾としてリリースされた『真剣(まじ)で私に恋しなさい!!』(通称"まじこい")が、TVアニメとなって2011年10月よりAT-Xほかにて放送開始となる。

TVアニメ『真剣で私に恋しなさい!!』は2011年10月より放送開始予定

ヒロイン全員武士娘のドタバタ現代学園コメディ『真剣で私に恋しなさい!!』のアニメ化にあたり、監督は『School Days』や『刀語』を手掛けた元永慶太郎氏、シリーズ構成・脚本は『それでも町は廻っている』『あそびにいくヨ!』の高山カツヒコ氏、キャラクターデザイン・総作画監督は『フリージング』の渡辺真由美氏、音響監督はえびなやすのり氏、アニメーション制作はラルケが担当する。

メインキャスト陣が語るTVアニメ『真剣で私に恋しなさい!!』

TVアニメ『真剣で私に恋しなさい!!』のアフレコ終了後に行われた今回の取材には、本作のメインキャスト陣より、直江大和役の神谷浩史、川神百代役の浅川悠、川神一子役の友永朱音、椎名京役の氷青、クリスティアーネ・フリードリヒ役の伊藤静、黛由紀江役の後藤邑子、風間翔一役の小西克幸、島津岳人役の草尾毅、師岡卓也役の鈴村健一といった9名が参加。作品やキャラクターの魅力などについて語ってくれている。

――ご自身が演じられているキャラクターの魅力と演じるときに気をつけている点を教えてください

神谷浩史「直江大和(なおえ・やまと)の声をやらせていただいています神谷浩史です。魅力については、まだちょっとよくわからないですね。というのも、魅力に気づいて演じてしまうと、そこに特化した形でいやらしく演じてしまいそうなので、あまり考えないようにしています。なので、皆さんが魅力だと感じていただけたところが魅力になっていればいいなと思っています。気をつけているのは、一応主人公キャラということもありまして、皆さんに感情移入していただけるような、そして嫌われないような声だったらいいなと思っております」

浅川悠「川神百代(かわかみ・ももよ)役の浅川悠です。魅力は……強いというところと、上級生なのでみんなのお姉さん的役割を果たすときもあるところ、あとはおっぱいが大きい(笑)。気をつけているところは、あまり熱くなり過ぎないように、普段は飄々とした感じで演じるようにしています」

友永朱音「川神一子(かわかみ・かずこ)役の友永朱音です。一子の魅力はやはり天真爛漫で元気なところ、明るくて可愛いところではないかと思っております。気をつけているのは、真剣になるシーンでもあまり暗くなりすぎないように、あまり深刻さを出さないようにして、とにかく元気に嫌味のない感じで演じようと思っています」

氷青「椎名京(しいな・みやこ)役の氷青です。京の魅力は、本当に大和のことが大好きで、一途なところだと思います。気をつけているところは、毎回といっていいほど必ず、公開羞恥プレイみたいなことをさせられるのですが、これが快感に変わらないように気をつけたいと思っております(笑)。京はすごくいやらしい感じのところと素のポヨっとしているところの切り替えがはっきりとしているので、そういったところがグダグダにならないように頑張ります」

伊藤静「クリスティアーネ・フリードリヒ役の伊藤静です。クリスはアホです。アホで空気が読めない、でも真っ直ぐで可愛らしいところもたくさんある子なのですが、でもアホです。そこが一番の魅力です。気をつけているところは、空気の読めなさ感の中にちょっとずつ、結局読めていないんですけど(笑)、だんだん学んでいっているような、いっていないような感じで、みんなに揉まれながら生きているところを、表現していけたらいいなと思ってやっております」

後藤邑子「松風(まつかぜ)役の後藤邑子です。木彫りの馬です。……誰か突っ込んでくれるかなって(笑)。一応、兼役で黛由紀江(まゆずみ・ゆきえ)もやらせてもらっています。由紀江は真面目で思いやりがあり、空気も読める優等生なんですが、決してそれを有効活用できず、二枚目になりきれない、ちょっと残念なところのある、正統派のヒロインだと思います。気をつけているのは、二枚目になりすぎず、美しいポジションでまとまらず、ややヨゴレの要素を足していくというところが"まじこい"テイストなのではないかと思っていますので、ほかのヒロインとの歩調を合わせる意味でも、そこに気をつけています。……松風のことは特にいいですか? 特に聞きたくはない? キャラクター化を目論んでいて、何かグッズが出ればいいなと思っております(笑)」

小西克幸「風間翔一(かざま・しょういち)という役をやらせていただいております小西と申します。風間さんは、自由で、何事にも捉われない人であり、そして何でも楽しむ人なので、僕も何でも楽しんでやっていきたいなと思っています」

草尾毅「島津岳人(しまづ・がくと)役の草尾毅です。岳人はいつもエネルギッシュで、パワフルで、どんなときもポジティブというのが魅力なので、そこを大事にしつつ、あまり利発そうにならないように、いかに脳みそまで筋肉でできているかというところを大切に演じています」

鈴村健一「師岡卓也(もろおか・たくや)役の鈴村健一です。こってりしてるメンバーの中では一番普通の人です。だから普通にやろうと心がけています」

――女性キャストの方にお伺いしますが、気になる男性キャラを教えてください

浅川「気になるのは……大和かな。最初は(源)忠勝だったんですけど、最近年をとってきて、ツンデレが面倒くさくなってきちゃって(笑)。大和のいろいろなことをすごく考えているんだけど、それを表に出さないところとか、真っ直ぐなところは少年らしくて素敵だと思います。気に障るキャラクターは(綾小路)麻呂ですね(笑)」

友永「最近ちょっとヨンパチ(福本育郎)が面白くて気になっているんですけど(笑)、そういう意味の気になるでなければ、私も大和のことが気になります」

氷青「大和としかあまり会話をしていないので、大和が気になります。クッキーとか、そんなずるい逃げ方はしません(笑)。後は、井上準がけっこう気になります」

伊藤「クッキーですかね(笑)。ポップコーンをすごく出すんですよ。どういう仕組みなのかなと思って、今日ものすごく気になりました」

後藤「クッキーですかね(笑)。最初、ロボットなので、もう少し音声が加工されちゃうのかなと思っていて、そうなると一緒に演じることができないのかなって思っていたのですが、ほぼまったく加工がなく、風間ファミリーと同時進行で録っている。つまり、ちゃんと会話もできています。そして、ロボット的な働きをするのかと思ったら、普通にハサミを持って雑誌の切り抜きをしていたり(笑)。意外に人として、クッキーはいるんだなって思って、今日の収録でいきなり気になる存在になりました」

――男性キャストの方は、気になる女性キャラを教えてください

神谷「女の子だったら誰でも(笑)。クリスです。可愛らしいなって思いますね。ちょっと天然ボケというかアホっぽいところも」

小西「まゆっちです」
後藤「ありがとうございます」
小西「いい尻をしているからです」
後藤「言うと思いました」

草尾「女性キャラ全部です」

鈴村「今ので落ちがついているので、すごくやりづらいんですけど(笑)。おっぱいが大きいので……、(みんな大きいというツッコミを受けて)じゃあ、コギャルみたいな人(羽黒黒子)にしておきます。藤田(圭宣)君が声をやっているので興味があります」

(次ページへ続く)