コーレル、機能追加などを行った写真編集ソフト「PaintShop Pro X4」を発表

コーレルは13日、写真編集ソフト「PaintShop Pro X4」および「PaintShop Pro X4 Ultimate」を10月14日に発売すると発表した。価格は、PaintShop Pro X4の通常版が1万290円、PaintShop Pro X4 Ultimateの通常版が1万5,540円。

PaintShop Pro X4は、シンプルな操作性と高品質補正が特徴の写真編集ソフト。デジタル一眼レフカメラで撮影した写真をかわいい作品に編集したい、アート写真を作成したい、ブログやSNS用に見栄え良く加工したい、HDR合成写真を作成したい、カメラ歴は長いけどパソコンは初心者、といったユーザーにおすすめとのこと。

今回のバージョンで加わった新機能は、チルトシフトレンズで撮影したように、写真に被写界深度を加えて周囲の不要なディテールをぼかし、ジオラマ風に加工が行える「選択フォーカス(チルトシフト)」、連続写真を1枚の写真にまとめて人物の動きなどを表現できる「スマートリムーブ」、指定した焦点と範囲を強調するために、周囲のぼかしやグロー、境界ぼかしの量などが調整できる「ビネット効果」などがある。

また、GPU最適化などを行ってパフォーマンスが向上したほか、露出の異なる複数の写真を結合して完璧な露出の1枚を作成する「HDR写真結合」や、RAWファイルの調整や現像を行う「カメラRAWラボ」などの機能も強化されている。Ultimate版では、通常ならチャンネルミキサーや調整レイヤーでの作業が要求される高精度なモノクロ画像作成が簡単に行える「Nik Color Efex Pr 3.0 プラグイン」や、テンプレートの追加なども行われた。

動作環境は、Windows 7 / Vista / XP(日本語版、最新SP適用)、64bit版OSでも利用できるが、ネイティブサポートではなく「32-bit WOW mode」での動作となる。メモリは1GB以上(2GB以上を推奨)、CPUは1.5GHz以上(2GHz以上、またはマルチコアCPUを推奨)となっている。