韓国Samsung Electronicsは8月29日(現地時間)、携帯端末間での無料コミュニケーションを可能にするサービス「ChatON」を発表した。ChatONではグループチャットのほか、テキスト/写真/動画などを複数ユーザーで共有できる。その特徴は対応プラットフォームの広さで、AndroidやiOSを含む多くのスマートフォンに対応するほか、同社Badaベースのフィーチャーフォン、Webクライアント経由でのPC接続もサポートする。同製品は9月2日よりドイツのベルリンでスタートするIFA 2011で対応端末含めてプレビューが行われる予定。

最近はFacebook Messengerクライアントをはじめ、同種のソーシャルネットワークサービスが各社よりリリースされているが、今回のChatONはそのSamsung版となる。Engadgetによれば、AndroidやiOSデバイス版のほか、BlackBerry版クライアントも用意されるとのことで、対応プラットフォームの広さがChatONのセールスポイントの1つとなるようだ。120カ国以上62言語をターゲットに9月よりサービス提供が開始されるとのことで、IFAでの正式発表に注目したい。