8月17日、毎日コミュニケーションズ内のセミナールームにて、「2011 モバイル活用セミナー スマートパッドで実現する営業革命」と題して、ソフトバンクモバイル シニアエヴァンジェリストの中山五輪男氏による法人向けiPad導入支援のセミナーが開催された。

第1部のセミナーの様子

講師を務めたソフトバンクモバイル シニアエヴァンジェリスト 中山五輪男氏

このセミナーは2部構成となっており、第1部では、企業におけるiPadの導入事例を、実際にその企業が利用しているアプリケーションを動作させながら紹介。第2部では、一人に1台iPadを配布し、1部で紹介されたアプリケーションを実際に体験したほか、ソフトバンクモバイルが提供する複数のiPhone/iPadをリモートで一括管理できるMDM「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」の紹介が行われた。

なお、このセミナーは、定員の2倍近い申し込みがあったため、同じ内容のセミナーを8月29日と9月1日に追加開催することを決定している。

第1部の事例紹介では、製造業で作業指示書のほか作業工程、進捗管理に利用している例、病院において医師間で患者の病状を動画で共有する例、住宅機器メーカーが動画付き製品カタログに利用している例、自動社販売会社が商品価値を動画によって訴求する例、ある県の観光協会が外国人観光客に配布し、テレビ電話による観光案内に利用すると同時に、行動履歴を分析し観光スポットの開発に利用する例など、業種別に数多くの事例が紹介された。

電子カタログの例で中山氏は、「単に紙を電子カタログに置き換えるだけではだめ。いかに顧客の記憶に残すか、いかに感動させられるかが重要だ」とアドバイスした。また、iPadの魅力について、「iPadは色の正確さを求められる医療系でも使われており、他のタブレット端末に比べ、色の再現性が優れている」と解説した。

また中山氏は、「動画やアニメーションを活用したコンテンツを作成すれば、iPadが営業してくれるので、営業部員のスキル向上につながる」と、営業の人材を育成するよりも、iPadを利用した方が売り上げアップにつながると語った。

iPadが営業してくれる

第2部では、各自に配布されたiPadを操作し、1部で紹介されたアプリケーションを操作し、いかに顧客の記憶に残すか、いかに感動させられるかというポイントを体感した。

なお、追加となった8月29日のセミナーは午前10時から、9月1日のセミナーは午後1時から、それぞれ2時間30分の予定で開催される。申し込みは以下のサイトから行える。

第2部では実際にiPadに触って効果を体験