NECは8月22日、関西地区におけるクラウドサービス提供環境の強化を目的とした開設した「NEC関西第二データセンター」がサービスの提供を開始したと発表した。

同データセンターは西日本地区のデータセンター需要増に応える主力データセンター整備の一環として開設したものだが、顧客システムの預かりにも対応可能。大阪市内から電車で約1時間の位置にある。

立地は災害リスクの低い場所であるうえ、停電時には無給油で48時間以上給電可能な自家発電設備や2回線受電方式(本線予備線受電方式)を含む冗長化された電源設備が設置されている。

同データセンターは、主力データセンター間でのネットワーク接続や統合運用監視により、既設のNEC関西データセンターのユーザーは両データセンターを組み合わせワンストップで利用することができる。

同社では、東日本の主力データセンターを利用する企業・自治体からのバックアップ需要にも、同データセンターにおいて対応可能としている。