富士通と富士通アプリケーションズは8月10日、ExcelとPCサーバさえあれば半日程度で簡単にWebアプリケーションを作成できるソフトウェア「RapidWebSS」の販売を開始すると発表した。

基幹業務のシステム化は進んでいるが、頻繁に仕様が変化する業務や、投資対効果・運用負荷に懸念がある業務はExcelと人の手によって情報が管理されていることが多い。このような場合、企業では作成したファイルの管理や集計作業の複雑化などが課題となっている。

そこで、同製品によって予算や運用負荷の点でICT化が困難だった業務などをシステム化し、情報を一元管理することで、業務効率化が実現される。

同製品は、ExcelとPCサーバがあれば半日程度でWebアプリケーションを作成できる。現在使用しているExcelのフォーマットをそのまま活用可能なほか、旅費精算、立替精算、備品借用申請、アンケート調査、健康管理シート、日報週報、顧客管理、商談管理、要望管理、Q&A管理、出欠確認、日程調整、屋上会議の計13種類のテンプレートを活用すれば、オフィス業務に必要な機能は1~2時間で作成可能。

「RapidWebSS」の画面イメージ

「RapidWebSS」のシステム構成イメージ

同製品は企業のサーバにインストールして使用する方法に加え、富士通グループのクラウド環境を利用して使用することも可能。今後はSaaSとしての提供も予定している。

同製品の販売価格は、1サーバライセンス当たり9万8,000円。同社では、今後3年間で1,000本の売上を目指す。