東日本大震災をきっかけに、配偶者と同居する世帯の約3割が節水を強く意識するようになったことが明らかになった。建材・住宅設備事業を展開するLIXILがこのほどアンケート調査を行った。

調査は、7月20~21日にかけて、インターネット上でアンケート形式にて実施。配偶者と同居している全国の20~60代の男女1,550人の回答結果をまとめた。

その結果、東大日本大震災以降、「初めて節水するようになった」と答えたのは7.4%。「以前から節水をしていて、さらにするようになった」と回答した22.8%と合わせて、約3割が震災以降に節水を開始・強化していることがわかった。その理由では「水道代を節約するため」が74.3%で最多。次いで「水は大切な資源だから」(60.3%)となったが、被災地域にあたる東北地方では72.6%を占め、節水理由の1位となった。

また、具体的に節水する場所のトップは「風呂」(87.7%)。以下、キッチン(69.1%)、洗濯場(57.3%)、洗面室(47.9%)、トイレ(39.7%)の順となった。一方、LIXILによると、家庭内で使用する水の多い場所はトイレ(28%)、風呂(24%)、炊事(23%)、洗濯(16%)の順だという。