オフコム(Ofcom 英国情報通信庁)は4日、英国におけるスマートフォンの利用実態についての調査をリリースした。これによれば、「英国はスマートフォンに毒されている」という。

調査結果によると、大人の27%、10代の47%が自分のスマートフォンを所有している。これらスマートフォンの利用者は、普通の携帯電話利用者に比べて、電話やメールをする割合が高く、毎日電話するのは普通の携帯電話利用者が53%であるのに対し、スマートフォンユーザーは81%に及んでいる。大人の37%、10代の60%が、スマートフォンの「かなりの中毒者」であることを認めている。

81%のスマートフォンユーザーは、就寝時も含め、つねに電源をオンにしている。大人の51%、10代の65%は、誰かと会っているときにもスマートフォンを使っていて、大人の23%、10代の34%は食事の間でも使い、大人の22%、10代の47%は、バスルームやトイレでも利用している。

10代の27%は、電源をオフにするよう求められている映画館や図書館などでも、スマートフォンを使うことがある。大人でも18%が、そうすることがあると答えている。

スマートフォンユーザーの30%は、仕事中でも私的に利用している。この割合は、普通の携帯電話利用者の場合は23%となる。その一方、休暇中などのプライベートタイムでも、スマートフォンを仕事で使ったことがあるという人は70%に及んだ。このうち、それが当たり前になっていると答えたのは、普通の携帯電話利用者が16%なのに対し、24%となっている。スマートフォンは社会的な行動にも影響を与え始めている。