ヤフーは8月1日、電力の使用率を予測する「電気予報(ベータ版)」の対象地域を拡大したことを発表した。これまで提供してきた東京電力管轄地域に加え、東北電力、関西電力、中部電力、九州電力管轄地域でも新たにサービスを開始する。同時に、携帯電話/スマートフォンからも閲覧できるモバイル版も公開する。

電気予報(ベータ版) 関西電力

電気予報(ベータ版)は、各電力会社発表の使用状況グラフの実績および日本気象協会発表のデータなどをもとに、Yahoo! JAPANが独自の集計方法で算出したもの。「向こう24時間の推定電力使用状況」と「1週間先までの推定最大電力使用時間帯および使用率の予想」をグラフ化して掲載している。

今回、同サービスを北電力、関西電力、中部電力、九州電力管轄地域でも展開した効果について、ヤフーでは、「各地域の企業、家庭で前もって電力使用のピークタイム予想を把握でき、電力需給の逼迫度合いより電力使用を控えたり(ピークカット)、時間をずらす(ピークシフト)などの対策をより効果的に行えるようになりました」とコメントしている。

今後、各電力管轄地域の「電気予報」を掲載したiPhoneアプリの提供も予定している。