セールスフォース・ドットコムと日本アイ・ビー・エムは7月21日、営業支援・顧客管理システムのクラウドへの移行において協業することを発表した。

具体的には、IBMのアプリケーション連携のためのテンプレート「IBM WebSphere Cast Iron」を用いて、ユーザーの顧客管理システムと営業支援システムのデータをセールスフォースのクラウドサービス「Sales Cloud 2」「Service Cloud 2」に移行し、既存のシステムとSales Cloud 2/Service Cloud 2の連携を行う。

IBMとセールスフォースによる営業支援・顧客管理システムのクラウド移行の仕組み

両社は個別にプログラム開発すると数ヵ月程度要するところ、10日間程度の短期間で実現することが可能としている。

両社は専任チームを編成して顧客に対する提案活動やプロモーション活動を共同で実施するとともに、ユーザー企業におけるアプリケーションの移行作業はIBMと両社のビジネス・パートナー企業によって行われる。現時点で、日本情報通信とオージス総研の2社が移行作業を提供するビジネス・パートナーすることが明らかになっている。