ソリトンシステムズは6月29日、DHCP/DNSアプライアンス製品「NetAttest D3」のIPv6対応を発表。新バージョン「NetAttest D3 v3.0」として同日より販売を開始した。

「NetAttest D3」はDNSとDHCPに特化型のIPネットワーク基盤向けアプライアンス製品で、冗長構成に対応するほか、バックアップ・リストア機能などを標準で搭載。日本語の管理画面による直感的な操作が可能となっており、容易な導入・運用を実現する。

最新版では、中・大規模モデル(「D3-ST51A」)においてIPv6形式によるIPアドレスの払い出し(DHCPサービス)と名前解決(DNSサービス)機能が搭載され、IPv6環境への移行にも対応する。

また、DNSの応答の正当性を検証可能とするDNSSEC(DNS Security Extensions)にも対応したほか、DHCP NAP検疫サーバー機能が搭載され、DHCP NAPによるセキュリティの強化も容易に実現できるとされている(検疫サーバーとしてWindows Server 2008/2008 R2のNetwork Policy Server機能と連携可能)。

さらにシステム冗長化構成時に、1つの仮想IPアドレスでDHCPサービスを行うことが可能となる仮想IPアドレスにも対応しており、DHCPサーバーのIPアドレスを複数指定する必要がなくなるという。

製品の価格は中・大規模モデル(「D3-ST51A」)が198万円で、小規模モデル(「D3-SX」)が45万円となっている(価格はいずれも税別)。