阿波銀行は27日、首都圏において徳島県の優れた特産品を効果的にPRすることを目的に、京王百貨店と徳島県の協力のもと、京王百貨店新宿店食品フロア「旬彩小路」において、県外では初となる「とくしまマルシェ」(マルシェはフランス語で市場)の開催を支援することにしたと発表した。開催時期は、2011年7月7日~13日。

「とくしまマルシェ」は、徳島経済研究所を中心に立ち上げた「農業ビジネス活性化研究会」による、「徳島県の農業ビジネス活性化構想」から生まれたもの。

徳島産のこだわりの農産物やその加工品を厳選して集め、徳島市中心部の川沿いにある新町川ボードウォークで、生産者が消費者に直接販売。2010年12月の開始以降の毎月最終日曜には、毎回1万2千人~2万人が来場しているという。

「とくしまマルシェ」は、農業ビジネスの活性化に加え、観光の活性化、活気の乏しい中心市街地の活性化、という一石三鳥の効果も狙っている。今回、首都圏でとくしまマルシェを開催することにより、「農業ビジネスと観光の活性化が期待できる」(阿波銀行)。また、「とくしまネットマルシェを活用することで、持続的な販売に結びつけることも可能」(同)。

阿波銀行は、今回のとくしまマルシェや首都圏に展開する店舗網を通じ、「徳島県と首都圏との交流を活性化することにより、徳島県の発展と東日本の復興に貢献していきたいと考えている」としている。