Huaweiは、シンガポールで行われた最大の通信関連イベント「CommunicAsia 2011」に合わせて発表したタブレット「MediaPad」を発表。同社のブースでは、MediaPadやスマートフォン最新製品、LTEルーターなどが展示されていた。

Android OS 3.2搭載のタブレット、Media Pad

MediaPadはタブレットとして初のAndroid OS 3.2を搭載する製品。ディスプレイサイズは7インチで、本体重量は390gと軽量。CPUは1.2GHzのデュアルコア、MDMI出力端子を備えるなどマルチメディア用途にも最適である。本体はアルミ素材で高級感も出している。

HuaweiとしてはこのMediaPadをフラッグシップ端末と位置づけており、自社ブランドでの販売の他各国の通信事業者への売込みをかけていくとのこと。販売は今年第3四半期からを予定している。なお展示モデルには日本語が入っていたが、担当者に話を聞くと「日本でもぜひ販売したいが、現時点では販売の予定は一切不明」とのことだった。

Huaweiブース。手前のMediaPadコーナーは常に来訪者でにぎわっていた

MediaPadは7インチながらもタブレット用のHoneycomb OSを搭載する

アルミボディー、背面にはHD動画撮影対応の5メガピクセルカメラを搭載

地域から日本を選ぶことができるが、日本での発売に関しては未定とのこと

LTEモデムやルーターも多数展示

またモデム関連のコーナーには日本でお馴染みのPocket Wi-Fiやそれを高速化したDC-HSPA+対応版、さらにはLTEに対応した製品が多数展示されていた。同社のLTEモデムはすでに各国のLTE事業者から販売されており、下半期からは家庭用のCPEやルーターの出荷も始めるとのこと。

本体が鏡面仕上げのE589はLTEと3G、2Gの3モードに対応したWi-Fiルーター。今年下半期から販売される予定である。同時に5台までのWi-Fi機器を接続できる。LTEの対応周波数は2600/2100/1800/900MHzでヨーロッパやアジア各国のLTEに対応しているとのこと。またW-CDMAは2100/900MHzに対応する。本体サイズがやや大きいのはLTE対応のため消費電力が増えたため、電池も大型のものを搭載しているからとのこと。連続利用時間は6時間。