サントリー健康科学研究所は6月22日、ウーロン茶エキス、甜茶エキスをはじめとする4種のポリフェノールエキス(以下、抗ノネナールPC)を配合した石鹸が中高年男性の加齢臭を低減させることを確認したと発表した。

サントリーウエルネスに加齢臭に関する悩みの声が数多く寄せられていることから、今回、抗ノネナールPC配合石鹸による、中高年男性の加齢臭に対する有効性を確認することを目的に実験が行われた。

今回行われた実験は、「抗ノネナールPCによる加齢臭主成分『ノネナール』に対する脱臭試験」と「抗ノネナールPC配合石鹸による加齢臭低減効果確認試験」。

前者の実験では、ノネナールの濃度は30分後で80%、60分・180分後には85%相当量減少し、抗ノネナールPCのノネナールに対する強い脱臭効果が確認された。

抗ノネナールPCのノネナールに対する脱臭効果

後者の実験では、「加齢臭が気になる」あるいは「加齢臭を指摘されたことがある」中高年(43歳~75歳)の日本人男性20名を対象に、抗ノネナールPC配合石鹸を4週間継続して使用してもらい、3つの実験を通して加齢臭の低減効果を確認した。

3つの実験とは、支給したTシャツに付着したノネナールの量の測定、臭気判定士による加齢臭の臭い強度の判定、被験者による主観評価。

被験者による加齢臭に対する効果体感の評価

今回の研究成果は、8月22日・23日に行われる第24回におい・かおり環境学会で発表され、この知見は商品開発に応用される予定。