既報の通り、アップルは今秋よりクラウドサービス「iCloud」を開始することを発表しているが、同サービスをWindows PC環境で利用するにはWindows VistaかWindows 7が必要になる。

「iCloud」で提供されるサービスとしては、同サービスとの連携が強化された「MobileMeサービス」、App StoreやiBook Storeで購入したアプリや書籍をオンライン上に保管できるサービス、デバイスのバックアップサービス、作成したドキュメントファイル保存できる「iCloud Strage」、写真の保管・共有が可能となる「Photo Streamサービス」、iTunes Storeで購入した楽曲などを保管できる「iTunes in the Cloud」といったものが含まれる。

同サービスは同社が保有する3箇所のデータセンターを介して提供されることになる予定で、建設中とされる3つ目のデータセンター(米ノースカロライナ州メイデン)には5億ドル以上の投資が行われているという。

同社の発表内容によれば、「iCloud」をWindows PC環境で利用するにはWindows VistaかWindows 7が必要になるとされている。また、「コンタクト」と「カレンダー」を利用する場合は、Microsoft Office Outlook 2007 / Microsoft Outlook 2010が推奨されている。