国産Webブラウザ開発を行うLunascapeは1日、Internet Explorer 9に対応した同社Webブラウザ最新版となるLunascape 6.5正式版をリリースした。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 およびServer2003/2008。同社のWebサイトからダウンロードできる。

Lunascapeは、Trident、Gecko、WebKitの3つのレンダリングエンジンに対応し、Webサイトごとにエンジンを切り替えたりエンジンごとのアドオンも動作させることが可能なトリプルエンジンを搭載するWebブラウザとなる。独自の技術での各エンジンのチューニング、エンジンごとに画面を分割させて表示させるカスケード表示などアドオンを入れていない初期状態でも100以上の機能を搭載するなどの特徴がある。

今回公開された「Lunascape 6.5 正式版」では、最新のInternet Explorer 9導入環境におけるTridentエンジンに対応するほか、搭載WebKitエンジンもアップデートの幅を広げており、これによりこれまでに生じていたいくつかの不具合の解消、安定性の強化が図られた。また前バージョン比で約20%の高速化も実現している。