Ext - A foundation you can build on

Senchaは4月26日(米国時間)、Ext JSの最新版となるExt JS 4.0を公開した。Ext JSはJavaScriptで開発されたWebアプリケーションフレームワーク。軽量で高い拡張性を提供しながら、デスクトップエクスペリエンスに近い滑らかな動作を実現している。

Ext JS 4.0における主な新機能は次のとおり。

  • フレームワークアーキテクチャの改善によるパフォーマンスと堅牢性の向上を実現。
  • 新しく開発されたチャートパッケージの導入。SVGやVMLをベースに開発されており、IE6もサポートしている。
  • グリッドレイアウトのさらなる改善。上限のないスクロール機能の実現。
  • ダイナミックローディング、ミックスイン、ライブ依存計算といった新機能を含むクラスシステムの機能拡張。
  • サンドボックス化の実現。ArrayやFunctionといったネイティブオブジェクトを拡張するような処理はすべて排除しており、ほかのライブラリと競合するような事態を避けている。Ext JS 3とExt JS 4を組み合わせて使用することも可能。
  • 大規模開発および共同開発を可能にするMVCスタイルのアプリケーションアーキテクチャの導入。

Ext JS 4.0のサンプルページでさまざまな機能やコンポーネントをチェック可能

ライブチャートやウィンドウ機能。スムーズに動作動作するチャートやウィンドウ、透過機能

Ext JSで開発されたオンラインフィードアプリケーション

チャートコンポーネントとグリッドレイアウトとの組み合わせ

ライブチャート - 棒グラフの例

ライブチャート - 面グラフの例

Ext JS 4.0を利用したWebアプリケーションやWebページのサンプルはExt JS 4.0 Examplesのページにまとめられている。Ext JS 4.0の登場に合わせて新しいサンプルが追加されている。特にチャートコンポーネントの刷新が4.0の大きな特徴であり、サンプルでその出来栄えを確認することができる。