日本アイ・ビー・エムは4月28日、東日本における電力不足を受け、オフィスの節電や事業継続を支援するため、デスクトップ・クラウド・サービス「IBM Smart Business デスクトップ・クラウド・サービス」の提供を特別料金で開始した。

同サービスは、同社のデータセンターの仮想デスクトップ環境から企業の従業員のPC環境をインターネット経由で提供するクラウドサービス。顧客は同サービスの利用により、ネットワークに接続されているあらゆる場所から自身の業務環境にアクセスすることが可能になる。

ユーザーが同サービスを接続する際に用いるPCにはデータが残らないので、企業はデスクトップ環境を簡単かつ安全に提供することができる。

プロトコルには、パフォーマンスの高いHDXテクノロジーを用いているため、端末やネットワークの性能が低くてもスムーズな画面描画を実現する。

今回、100仮想デスクトップ1年間の使用料金に、IBMデータセンター側のVPNと初期技術支援などの初期費用を含め、通常の約3割引となる約1,000万円で提供する。