Internet Protocol version 4

4月13日、APNICの保持するIPv4プールが「1.41ブロック」から一気に「1.03ブロック」まで減少した。APNICは最後の1ブロック分を通常の割り当てではなく、IPv4インターネット接続を維持するために取り置くとしている。実質的に残り1ブロックになった段階で、新しく割り当てることができる通常のIPv4在庫はなくなることになるため、現段階をもってAPNICが新規に割り当てを実施できるIPv4はほぼ枯渇したといえる。

4月14日現在、APNICサイトに掲載されているAPNICのIPv4残量グラフ。2011月4月13日で残りが1.03。

日本へIPv4の割り当てを担当している日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)はIPv4をプールしていないため、APNICのIPv4プール枯渇のタイミングで、日本における新規IPv4の取得もできなくなる。つまり現時点をもって、日本におけるIPv4の新規獲得は実質的に終了したことになる。APNICのIPv4プールの減少割合から、今週中の枯渇が予測されていたが、ほぼ推測通りの動きとなった。

今後はすでにIPv4を取得しているISPや企業によって保持されているIPv4が使われることになる。これらのIPv4も徐々に使い切ることになると見られている。