大阪証券取引所とインドのボンベイ証券取引所(BSE)は7日、日本とインド両国の資本市場を発展させることを目的として、協力関係の構築に関する覚書を締結した。同覚書に基づき、両取引所は今後、株価指数のクロスライセンスなどのさまざまな協力機会について検討を進めていく。

これに関して、大阪証券取引所 代表取締役社長の米田道生氏は、「インド最大の証券取引所であるとともにSENSEX株価指数を算出・公表するBSEとの覚書締結は、両取引所の一層の協力関係の構築に向け重要な一歩になるもの。今回の覚書締結が、わが国、インド両国の証券市場の発展に繋がり、アジア地域そして世界の投資家にとって大きなメリットになればと考えている」と述べている。

また、ボンベイ証券取引所 MD & CEOのマドゥ・カナン(Madhu Kannan)氏は、「大阪証券取引所との覚書締結は、両取引所がワールドクラスの金融商品を幅広い投資家へ提供するためのプラットフォームの構築につながるものであり、両取引所及び投資家に有益なものになると考えている」と述べているという。