アレイ・ネットワークスは4月1日、60Gbpsのスループットに対応するアプリケーション・デリバリー・コントローラ「Array APV9650」を発表。同日より出荷を開始した。

同製品は「APV」シリーズのフラッグシップモデルとして位置付けられており、高速なL4/L7スループットを最大の特徴とする。同社によれば60Gbpsのスループット対応は、「ボックスタイプのアプリケーションデリバリ製品としては業界初」だという。

「Array APV9650」は「SpeedCore」と呼ばれる同社独自のマルチコア設計となっており、高速な並列処理を実現するほか、2048ビットSSL暗号化やIPv6(近日中にソフトウェアアップデートによって提供予定)などに対応する。

筐体のサイズは2Uで、同時接続数は2000万コネクション以上に対応。主なターゲットは大規模ECサイトやモバイルサービス提供事業者、ゲーム開発やソーシャルメディアの事業者とされる。

「Array APV9650」の価格はオープン。