筆記具や時計、レザーなどを手がけるブランド・モンブランは4月1日、特別限定品パトロンシリーズの発売20周年を記念した万年筆「ガイウス・マエケナス 4810」を発売する。同商品は4,810本限定の販売となる。
モンブランは毎年、芸術と文化に大きく貢献したアートパトロン(芸術後援者)を讃える目的で、「モンブラン・ドゥ・ラ・キュルチュール - アート・パトロネージ・アワード」を授与している。これと連携して、特別限定品となる万年筆も制作されており、その発売20周年を記念して同商品が発表された。
商品名の由来となったガイウス・キルニウス・マエケナスは帝政ローマ時代の政治家で、歴史上最初のパトロンとして知られる人物。芸術後援を意味する「メセナ」も、彼の名が語源となっている。
万年筆のデザインはローマ神殿の支柱からインスピレーションを得ており、ボディは大理石模様のラッカー仕上げに。リングとキャップは925スターリング・シルバーでできており、ローマの詩人・ヴァージル(ウェルギリウス)がマエケナスに捧げたオード(頌歌)が刻まれている。トップリングの周りには月桂冠の模様が刻印され、キャップリング部分にはマエケナスのフルネームが記された。
同商品は4月1日より銀座と京都の直営店で販売を開始し、4月6日にその他の直営店と銀座伊東屋でも発売される。価格は29万850円。
なお、5月には750ソリッドゴールド製の万年筆「ガイウス・マエケナス 888」も登場する予定。全世界888本限定で、93万2,400円で発売される。