ネイバージャパンは3月9日、「NAVERまとめ」をリニューアルしたことを発表した。Web上の記事や、Twitter、動画、画像など、さまざまな種類のソースを1つのページ上に集約できるようになったほか、見出しやリードが挿入可能になるなど、大幅な機能強化を実施している。

リニューアルされたNAVERまとめのまとめページ

NAVERまとめは、「キュレーションプラットフォーム」を謳う情報集約/共有サイト。ユーザーがWeb上で発見した情報を、1つの記事のようなかたちでまとめて公開することができる。

同サービスは2009年7月にスタート。昨年10月にはフェーズ2というかたちで大規模強化を行い、作成機能を簡略化し、作成者情報を目立たせるなどの変更を施したほか、広告枠を設けて、その収益をすべてまとめページの作成者に分配するシステムなども導入した。その結果、「作成者数が当初の6倍以上に増え、PVも月間2億1000万以上を稼ぐ」(ネイバージャパン サービス企画室 室長 島村武志氏)までになったという。

今回の改変の中心は、まとめページを作成する側の機能になる。これまでのNAVERまとめでは、「リンク集(文章や画像など、記事の一部を引用してリンク付きで紹介するもの)」、「画像集」、「動画集」など、まとめページのタイプを事前に指定しなければならず、これらの要素が混在したページを作成することはできなかった。それに対して、今回のリニューアルでは、1ページ内にさまざまな要素を取り込めるようになり、新たにTwitterのつぶやきにも対応した。

また、見出しやリード(導入文)が挿入できるようになったうえ、まとめページの見栄えも刷新。「プログラマーを軟禁状態にして、数ピクセルレベルの微調整を何度もかけた」(ネイバージャパン サービス企画室 室長 島村武志氏)というほどこだわって作り込みを行い、まとめの内容が映えるUIを実現している。

変更前後の比較。左が変更前、右が変更後(クリックで拡大)

そのほか、まとめ作成ページの操作性向上にも取り組んでおり、コンテンツの順番をドラッグ&ドロップで入れ替えられる機能なども追加されている。

まとめページの作成画面。Twitterのつぶやきを取り込んでいるときのもの。検索結果から選択するだけで、まとめページにつぶやきを取り込める