The Mozilla Foundation

Mozilla Webdevに興味深い提案が投稿された。現在のモダンブラウザにはデータストレージとしてlocalStorageやIndexedDBが、リクエスト処理の方法としてXMLHttpRequestやWebSocketsなどが実装されている。それぞれに必要性があって導入された技術であり、今後の活用が強く期待されている技術達だ。

DataStore - an abstraction layer for storing data and processing requestsで提案されているのは、こうした技術を抽象化するAPIを策定し、ライブラリを開発して利用しよう、というもの。根幹となる技術が変わった場合でも、Webアプリケーションなどの実装を変更する必要がないようにする狙いがある。

提案の根底には実際に作り替えが発生しフラストレーションがたまった経験をしたためだと説明がある。localStorageやIndexedDB、WebSocketsなどはHTML5の策定とともにここ数年で登場した新しい技術。今後も類似の技術が標準化されないとは限らない。DataStoreの取り組みが支持を得るかどうかは今後の展開次第となるが、こうした提案がはじまったことは注目しておきたい。