Android Delivers a complete set of software for mobile devices: an operating system, middleware and key mobile applications.

2011年3月に入ってから公式のAndroidマーケットにマルウェアが登場したことが話題になっていた。発見されたマルウェアはすでに数万から数十万がダウンロードされた後だったということだが、問題はすでにほぼ修正されているようだ。どのような対応が実施されたのかがGoogleの公式モバイルブログで報告されている。

説明によれば、Googleは次の手順を踏んで対応を実施したという。

  1. 特定したマルウェアをAndroidマーケットから削除。関連しているデベロッパのアカウントを停止し、法執行部へ連絡を入れる。
  2. このマルウェアの影響を受けたデバイスからマルウェアをリモートで排除。
  3. このマルウェアの影響を受けたユーザへその旨を通知するとともに、セキュリティツールを自動配信して脆弱性を修正。こうした修正作業はユーザが気にする必要なく実施される。
  4. 今後、こうしたマルウェアがAndroidマーケットから配信されることがないようにいくつもの対策に取り組む。

リモートからアプリケーションを削除する機能は「キルスイッチ」と呼ばれることもある。Googleはセキュリティ対策を迅速に実施することで安全性をアピールする狙いがあるものとみられる。