Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Chromeはブラウザシェアの10%を超えるまで成長した。シンプルなUIに革新的で強力な機能、特にスピードに対するこだわりに惹きつけられるユーザは後を絶たない。増え続けるChromeアプリケーションやエクステンションはますますChromeへの移行を後押しする力になっており、今後もますますシェアをのばしそうな勢いだ。

しかしこれまでFirefoxやOperaなどの多機能ブラウザを駆使してきたアグレッシブなユーザにとっては、Chromeがデフォルトで提供している機能はシンプルすぎるところがある。FirefoxやOperaでデフォルトで提供されている機能がChromeでは提供されておらず、不満を感じているユーザもいる。7 Chrome Annoyances and How to Fix Themにおいて、こうした苛立ちを解消するための7つのエクステンションが紹介されている。FirefoxやOperaのユーザがChromeを使う場合に機能補完するためのエクステンションとして参考になる。

Firefoxは複数タブが開かれているウィンドウを終了しようとすると、ほんとうに終了してよいのか確認ダイアログを表示するが、Chromeはそのまま終了してしまう。誤操作で閉じてしまうことが多いならChrome Toolboxをインストールする。Chrome Toolboxは確認ダイアログ機能以外にも、タブやフォームのカスタマイズ、クイック起動やショートカット機能など、Chromeをカスタマイズするさまざまな機能を提供している。

Chrome ToolboxはChromeにさまざまな機能を追加するエクステンション。複数タブを開いている場合に終了の確認を求めるダイアログもそのひとつ

History 2をインストールすると履歴ページの内容がより高度なものになる

Chromeの履歴ページはとてもシンプルだ。履歴機能を活用しているユーザにとっては不満な部分だ。この場合にはHistory 2がある。History 2をインストールすると履歴ページがより高度なものに切り替わる。Chromeは画像のプロパティも簡単に調べる方法が提供されていない。Image Properties Context Menuを使えばポップアップメニューから手軽に調査できるようになる。

Image Properties Content Menuを使うことで画像のプロパティを簡単にチェックできるようになる

RSS Subscriptionを使えばRSSフィードの発見と登録が簡単になる

FirefoxやOperaのヘビーユーザがまず不思議に感じるChromeの未サポート機能にRSSがある。ChromeはRSSを提供しているサイトにアクセスしても、アドレスバーにRSSアイコンを表示してくれない。この場合にはRSS Subscription Extensionを利用する。登録先をカスタマイズすることも可能。閲覧しているページのURLをメールで手軽に送りたいならSend from Gmailを使ってGmail経由で送信するという方法がある。

Session Buddyをインストールするとタグをまとめてセッションとして記録しておくことができる

Swtich To Tabを使うとアドレスバーからタブの切り替えが可能になる。sw[TAB]のあとURLのキーワードを入力する

Chromeはデフォルトではセッションを保存しない。オプションから起動時の設定を「前回開いていたページを復元する」に変更すれば、起動時に以前のセッションが開かれるようにはなるが、セッションの管理はできない。セッションを管理したい場合にはSession Buddyを利用すればいい。

最近、Firefox 4のアドレスバーに新しい機能としてアドレスバーからタブを切り替える機能が追加された。同様の機能はSwitch to Tabを使って実現できる。アドレスバーでswと入力してからタブキーを押すとSwitch to Tabモードに入る。ここで切り替えたいタブのURLの一部などを入力するとアドレスバーの下に候補が現れるので、これを選択すれば表示されるタブが切り替わる。