Create and edit web-based documents, spreadsheets, and presentations. Store documents online and access them from any computer.

業務で使っているファイルを自宅のPCでもチェックしたいと考えることがあるかもしれない。たとえばMicrosoft Officeのデータであったり、PhotoshopやIllustratorのデータかもしれないし、EPSやPSなどのデータかもしれない。閲覧するにはアプリケーションが必要だ。有償のアプリケーションは別途購入する必要がある。ちょっとだけチェックできればいいという用途となると、何万円もだしてアプリケーションを購入するのはためらわれる。

代替えとなるオープンソースソフトウェアをインストールして利用するという手もあるが、ネットブックのように性能やリソースに制限がある環境にはつらいものがある。ノートPCにも、普段使わないソフトをインストールするのはためらわれるところだ。こうしたケースでは、Google Docs Viewerをマルチビューアとして使うという方法がある。

Googleは2月18日(米国時間)、Google Docs Viewerで表示できるデータに新しく12の形式を追加した。これまでPDFを閲覧する目的で使うことが多かったGoogle Docs Viewerだが、これからはほかのデータに関してもビューアとして利用できる。追加されたファイル形式は次のとおり。

  • Microsoft Excel (.XLS .XLSX)
  • Microsoft PowerPoint 2007 / 2010 (.PPTX)
  • Apple Pages (.PAGES)
  • Adobe Illustrator (.AI)
  • Adobe Photoshop (.PSD)
  • Autodesk AutoCad (.DXF)
  • Scalable Vector Graphics (.SVG)
  • PostScript (.EPS、.PS)
  • TrueType (.TTF)
  • XML Paper Specification (.XPS)

MS Officeファイルの主要なところがすべてサポートされているほか、閲覧要望が多いフォーマットが追加されている。Google Docs Viewerの閲覧機能を利用する方法はいくつかあるが、Gmailを使うかGoogle Docsを使う方法が簡単でわかりやすい。たとえば次のようなPhotoshopデータを用意したとする。

用意したPhotoshopデータ

対応するアプリケーションをインストールしていないWindows XP

メーラやまたはGmail経由でGmailアドレスに閲覧したいファイルを添付してメールを送信する。Gmailで受信すると添付ファイルのところに「表示」というリンクが現れるので、このリンクをクリックすればいい。

受信したメールの添付ファイルに「表示」というリンクが表示されるので、このリンクをクリックする

Photoshop画像が表示される

Google Docsを使う場合、対象のデータをそのままアップロードすればいい。対応したデータであればそのまま閲覧できる。

Google Docsにデータをアップロード

Gmailの「表示」ボタンを押したときと同じようなウィンドウが表示される

この方法はGoogle DocsやGmailが利用できるWebブラウザがあればよく、ほかに追加のアプリケーションを必要としないという特徴がある。また、将来的にGoogleがGoogle Docs Viewerでサポートする形式を増やした場合、そのまま利用できるという利点もある。