バッファローの持ち株会社であるメルコホールディングスは、2010年3月期 第3四半期の決算を発表した。デジタル家電が好調で、第1~第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比11.5%増の936億5,900万円、営業利益が前年同期比103.3%増の87億4,000万円、純利益が前年同期比95.7%増の50億9,400万円となっている。

デジタル家電では、アナログ放送終了を控え、アナログTV用地上デジタルチューナーや視聴・録画が可能なパーソナル地デジレコーダー、ワンセグチューナーの販売が好調で、売上高は前年同期比48.0%増の38億6,300万円になったほか、スマートフォンの増加や家電エコポイント半減の駆け込み需要により、関連するデジタル家電の周辺機器市場も拡大。地上デジタルテレビ向けの外付ハードディスクが好調で、ストレージ製品の売上高は前年同期比で7.0%増加したという。

また、NAS製品は、法人向けバックアップ需要の増加やiPadなどの端末から自宅のNASに保存したデータを外出先からアクセスするという需要により、売上高は前年同期比で5.1%増加。そのほか、ネットワーク製品は、地上デジタルテレビやiPadなどのデジタル家電機器での無線LAN需要が増大し、売上高が前年同期比で41.4%増加したという。