NTTコムウェアは、同社のAR(Augmented Reality:拡張現実感)技術を活用した動画配信システムを用いて、飯田産業と新聞折込不動産広告の実証実験を22日より実施すると発表した。期間は3月末まで。

AR実証実験用の新聞折込広告の告知部分イメージ

NTTコムウェアと飯田産業が行う実証実験は、新聞折込広告に掲載されたモデルハウスの画像を、携帯電話(Androidスマートフォン)にインストールしたARアプリケーションで撮影すると、そのモデルハウスを使った耐震実験の模様と、飯田産業独自の耐震工法であるI.D.S工法の解説動画が再生されるというもの。また再生後には、飯田産業ホームページを表示し、不動産販売物件の情報検索や、購入の流れなどさまざまな情報を閲覧することができる。

利用するAR技術は、画像認証技術を応用したもので、撮影した画像全体から特徴を抜き出し、サーバ上に予め登録されたコンテンツ群から検索し、撮影した画像の形に合わせて動画を再生するというもの。

NTTコムウェアではこれまで、AR技術を活用して、東京・南青山のジャズ・クラブ、ブルーノート東京の公演プロモーションや、小樽駅周辺の観光スポットの動画を配信する実証実験を行っている。

同社では、自社研究開発部の画像認識技術をベースにしたAR技術のSaaS化を目指しており、実証実験によって得られる統計データを活用し、飯田産業の新聞折込広告やそこに掲載された耐震工法への関心度を測定し、今後の効果的な販売促進手法の検討に向けた基礎データとして活用していく。そして、現在のパッケージ販売に加え、2011年4月以降のSaaS型商用サービス販売開始を目指すという。