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14日(米国時間)、Firefox 4ベータ版の最新版となるFirefox 4 ベータ9が公開された。順調にいけばこれが最後のベータ版になり、次のリリースはRCになる。導入すべき機能やUIの変更などがほぼ固まり、あとは正式リリースへ向けてバグ潰しを実施するフェーズとなる。

Firefox 4 ベータ9の最大の特徴はパフォーマンスの向上にある。起動時間の高速化、JavaScriptエンジンの高速化、インタラクティブパフォーマンスの向上、H/Wアクセラレーションの実現など、特にパフォーマンスの向上に関する取り組みが実現されている。それ以外でもブックマークの改善やヒストリ機能の強化、複雑なアニメーションのよりスムーズな動作などが実現されている。

Firefox 4 ベータ9実行例 / Windows 7

Firefox 4 ベータ9実行例 / Windows 7

Firefoxのパフォーマンスはけして遅いものではないが、Chromeなどほかの主要ブラウザのパフォーマンス改善と比べて一歩遅れを取り出していたのもまた事実。MozillaはFirefox 4の開発主題のひとつをパフォーマンスの向上と定め、さまざまな面でパフォーマンスの改善に取り組んできた。Firefox 4はFirefox 3.6系と比較して桁違いにパフォーマンスが向上したバージョンになる見通し。