Blog of Metrics - When in doubt, sample it out

Test Pilot経由で収集したデータから、Firefoxを利用するユーザのセッション数とそのブラウジング時間やブラウジングの傾向に関する報告がBrowsing Sessions « Blog of Metricsにて公開された。ユーザとブラウザセッションの関係を示すデータとして興味深い。

報告ではまずブラウザセッションを、ユーザが連続してアクティブに活動している期間と定義。30分以上に渡ってイベントが発生しない場合にはそのセッションは終了したとみなす。この定義は簡単なものだが、Web分析の分野では一般的な定義だと説明がある。報告されている内容をまとめると次のとおり。

  • セッションの長さの中央値は約30分。ただし、グラフはロングテールの形状を示しており、30分を超える長さのセッションを使うユーザが広範囲に渡って存在していることも示されている。
  • 1日あたりのセッション数の中央値は2個。約25%のユーザは1日あたり1回しかアクティブにブラウザを使っていない。第三四分位は3セッション/日前後あたり。
  • 多くのセッションを使うユーザはそれぞれのセッションに10分以上を費やす傾向にある。
  • 多くのセッションを使うユーザはセッション長が多種多様な傾向を示している。
  • より頻繁に使うユーザほど1日中使う傾向がある。

Test Pilotに参加しているユーザは技術色の強い男性が多いことが明らかになっているため、この分析データの基盤となっているユーザにはある程度の偏りがあることを考慮する必要があるが、セッションに関するひとつのデータとして参考になる。