鉄ちゃんの世界では、「乗り鉄」「撮り鉄」「録り鉄」といったよく耳にする鉄道マニア以外にも「ママ鉄」「子鉄」「鉄ドル」なんていうものがあるらしい。そんな鉄道マニアたちが繰り出す質問に答えてスタンプラリーをするというアプリが「鉄道でQ」だ。各問題には答えの解説も用意されていて、ラリーをやり終えると鉄道に興味がなかった人でもかなり知識が高まってしまうのは間違いなし。初心者から上級者まで楽しめるクイズゲームである。

操作は簡単。アプリを起動したら「スタンプラリー」をタッチして10組いる鉄ちゃんから1組を選ぶだけ。後は鉄道マニアが20~40個の質問を次々としてくるので、4択問題を制限時間内に応えていく。問題はかなり難しく、4択を2つに絞り込める「ヒント」ボタンも用意されているが、「こんな駅名あったの?」と嘆く場面が多いのではないだろうか。問題は、「珍駅名」「駅名由来」「車両」「ランキング」「路線名」「駅弁」「雑学」「世界」の8つのジャンルが入り交じって出題されるので、かなり幅広い知識が必要だ。初心は50%も正解すればましなほうだろう。

鉄道マニアはもちろん、あまり興味がない人でもかなり楽しめる構造になっている。スタンプラリーに登場する鉄ちゃんは10組で、個性豊かなキャラクターばかりだ

例えば、「ママ鉄」を選ぶと難易度と対戦者情報が表示される。40問も出題があるらしい。問題は4つの中から選ぶだけで、「ヒント」をタッチすると2つの候補に絞り込まれる。正解すると○が表示される

問題に関する解説が用意されているので知識も身に付く。答えを間違えると×が常時され、出題が終了すると的中率が表示される。一発で全問正解するのはかなりたいへんだ

それにしても問題が難しい。しかも、あまり長く考えていると時間制限で不正解になってしまう。このゲームは全問正解しないとスタンプがもらえないのだが、不正解の問題だけを再度出題してくれる機能や丁寧な解説が用意されているので、プレイしているうちに自然に知識が身に付いてしまい、クリアそのものは難しくない。スタンプがすべて揃う頃には、あなたもそれなりの鉄ちゃんに育っているはずだ。

「スタンプラリー」の他にも「おまかせコース」「選択コース」「問題の予習」「前回のつづき」といったモードも備えており、鉄ちゃんでなくてもかなり楽しめるので、鉄道に興味がない人でも暇つぶしにプレイしてみてはいかがだろうか。

全問正解するとクリア。失敗しても1問目からやり直す必要がなく、未正解の問題だけ再度解けばクリアになる。クリアしたらスタンプをゲットしてラリーを進めていく。「選択コース」では、出題ジャンルや問題数を設定することが可能だ。「問題の予習」では問題と解説を同時に表示して知識を高めることができる

対応モデルは、 iPhone、iPod touchおよびiPad互換、OSはiOS 3.1.2以降、ジャンルはゲーム、アプリサイズは16.5MB、対応言語は日本語、執筆時のバージョンは1.0.1。