【FXテクニカル】豪ドル円

クロス円相場で円高圧力が強まっていることを受け、豪ドル円は84.00のラインを手前に足踏み状態となっている。仮に84.70レベルを突破しても、次の上値ターゲットは84.00のライン。更にこのラインを挟んで83.91(79.75-88.07の50.00%戻し)と84.03(ボリンジャーバンド上限 MA21 σ2.0)がレジスタンスゾーンを形成する可能性もあり、短期的には上値の重さを意識したトレードが求められるだろう。

目先の上値ポイントは、83.65-70のゾーンを突破するかどうか。ただ、朝方の動向や日足チャートをみると、一度この水準でダブルトップ形成に向けたムードも感じられる。そうなれば、ボリンジャーバンド中心線(21日移動平均線)ブレイクの可能性を市場は探ってくるだろう。

しかし本日に限れば、ユーロ円と比較し直近の下落幅が限定的になっていることや市場参加者が少ないこともあり、83.00の底値にまずは昨日安値83.13を目先の下値ターゲットと考えたい。83円台維持のムードが強まるようなら、83円台を中心としたボックスレンジが継続しよう。

1時間足のスローストキャスティックとRSIでトレンドを確認すると、どちらもニュートラル(10:42時点)。83円台でのこう着状態を示唆している。

豪ドル円 日足

豪ドル円 1時間足 スローストキャスティック&RSI